ほろ苦い沖縄野菜 「ゴーヤ」
沖縄野菜の代表格
夏場は本州でもよく出回るようになりましたが、ゴーヤといえばやっぱり沖縄。沖縄で育つゴーヤは、まだ寒いこの時期にもその果実を大きく実らせます。太くしっかりしたゴーヤは歯触りがよく、ほろ苦さが独特の美味しさです。
ゴーヤとは
ゴーヤはツルレイシというウリ科の植物で、一般的にニガウリと呼ばれています。「ゴーヤ」は主に沖縄での呼び方でしたが、沖縄ブームとともに全国的に広まっていったんだそうです。未成熟な緑色の果実を主に食しますが、完熟すると黄色く柔らかくなります。
栄養素と苦味成分
沖縄料理のイメージが強い野菜ですが、近年では栄養価の高さも評価され、健康野菜として全国的にも広がっています。
ゴーヤはビタミンC、カリウム等が豊富で、特にゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいのがポイントです。独特の苦みは「モモルデシン」という成分によるもので、胃液の分泌を促し食欲増進効果があるので夏バテ対策にぴったり。
ワタや種にも栄養が豊富に含まれているので、調理方法を工夫して是非召し上がってみてください。
下ごしらえや味付けで
苦味成分は水溶性なので、塩もみをして熱湯にくぐらせると苦味が和らぎます。ただし、同時に栄養も流れ出てしまうのでほどほどがお勧めです。
また、鰹節など旨味成分が苦味を和らげてくれます。
油との相性◎
油と相性が良いので、炒め物や揚げ物にもおすすめ。加熱してもビタミンCが壊れにくいのも嬉しい。